虫歯菌殺菌できる?知っているようで知らない虫歯菌を口から減らすには?

虫歯菌は一度感染すると菌を減らすことができないなんて言われていますね。

 

そして感染の窓と言われる3歳まで、感染させないように努力をしているパパ、ママは多いと思います。

 

この記事をご覧になっているお母さんは、おそらく「子供の虫歯予防のために、ミュータンス菌を除去・除菌したい」という考えをお持ちでしょう。

 

虫歯菌は除去できる?

たしかに虫歯菌(ミュータンス菌)はあまりイメージの良くない細菌です。出来ることなら、子供への感染を予防したいですよね。

親の虫歯が多ければ子供もなりやすいのでなおさら。

しかしそれは本当に可能なことなのでしょうか?

今回は「虫歯菌(ミュータンス菌)の除去・除菌は可能か?不可能か?」だけでなく、「感染経路」や「そもそも虫歯とはどういった現象なのか?」といった部分まで詳しく解説してゆきます。

虫歯菌(ミュータンス菌)は除去・除菌できる?感染経路は唾液?

虫歯菌を除去

 

虫歯菌(ミュータンス菌)を完全に殺菌することについてですが、これは「理論上は可能でも、非現実的なこと」であるようです。

 

虫歯菌を除菌する方法には下記のような方法がありました。
  • 3ds
  • 次亜塩素酸
  • ロイテリ菌

 

なぜ非現実的なのか、その理由は「ミュータンス菌が口の中に存在していないことを証明する手段がない」からではと考えます。

検査の陽性、陰性は絶対ではありません。

ミュータンス菌の検査で陰性でも、それが「絶対にミュータンス菌が存在しない」という証明にならないのです。

しかし最近はミュータンス菌の殺菌に特化した歯磨き粉なども販売されていますし、完全に殺菌することは叶わずとも大幅に減らすことは可能かもしれません。

プラークコントロールは虫歯菌には効果的!と考えられていますよね。

大人用はあっても子供用の虫歯菌を減らす歯磨き粉はあまり販売されていないので、子供用はこちらを確認してみてください。

虫歯菌の感染経路について

虫歯菌の感染経路

次にミュータンス菌の感染経路ですが、これは唾液による感染であるとされています。

ミュータンス菌に限ったことではありませんが、人間はお母さんの体内で無菌状態で育ち、生まれた瞬間から細菌の感染が始まります。

空気感染、飛沫感染、接触感染など、さまざまな経路で細菌に感染が始まります。

ミュータンス菌の場合はお母さんのキスであったり、食器の共有であったり、ということのようです。

一番重要なのはミュータンス菌を殺菌したり、感染経路を知り感染そのものを予防したりすることではないのです。

「そもそもなぜ感染するのか、なぜ虫歯になるのか」について知っておくことこそが、最重要であると言えるでしょう。

その答えを知るには、まず人間という生物が「細菌と共生している」という事実を知らなければなりません。

じつは人間の体には、さまざまな種類の細菌が数えきれないほど住み着いています。

その細菌たちが、人間が生きていくうえで必要な機能の一端を担っていてくれているのです。

常在菌

そのような細菌を、一般的には「常在菌」と呼んでいます。

たとえば腸には、いわゆる「善玉菌」が住み着いていて、消化を手伝ってくれていることは有名ですよね。

消化の手伝いだけではなく、拮抗現象(複数種の菌による平衡状態によって病原菌が侵入したい際に定着できなくなる現象)によって病原菌から守ってくれたり、免疫系を刺激し免疫能力を向上させてくれたりしているのです。

口の中にも同じように数多くの常在菌が住み着いており、拮抗現象によって風邪などのウイルスや細菌への感染を防いでくれています。

じつは虫歯菌として知られるミュータンス菌も、この拮抗現象を形成する常在菌の一種なのです。

しかし、その常在菌と人体との共生のバランスが崩れたとき、人体には何かしらの不具合が発生します。

虫歯もその一つです。

口の中の常在菌の多くは乳酸菌であり、食べ物の糖分などから乳酸を生成します。

ミュータンス菌も乳酸菌の一種です。

この乳酸によって歯のエナメル質が溶けてしまいますが、人間の唾液にはそれを補修する機能があり、溶けては補修して、を繰り返しているのです。

 

しかし唾液による補修が間に合わなくなると、歯のエナメル質はどんどん溶けて行ってしまいます。

そして象牙質などさらに深部まで溶けて行ってしまったとき、「虫歯」になるのです。

つまり虫歯とは、普段は無害、もしくは有益なはずの常在菌が異常繁殖したときに発症する疾患なのです。

ミュータンス菌も例外ではなく、人体との共生のバランスが取れている限りは無害な細菌とも考えられますよね。

お母さんが選ぶべき歯磨き粉・とるべき予防策とは?

お母さんが選ぶ歯磨き粉とは

実際お母さんは子供のためにどのような歯磨き粉を選び、どのような予防策を実行すれば良いのでしょうか?

まず歯磨き粉についてですが、これは「爽快感や洗浄力が強すぎないもの」を選ぶべきでしょう。

洗浄力が強すぎると良くないのは、なんとなく理解できる人も多いですよね。

エナメル質を弱らせてしまったり、口腔常在菌を過度に殺菌してしまったりする可能性があるからです。

爽快感

重要なのはもう一つ、爽快感です。

歯磨き粉の多くはミントなどが配合されていて、大きな爽快感を得られるようになっています。

たしかにこれはとても心地よいのですが、この爽快感によって「磨けたつもり」になってしまったり、すすぎ残しをしてしまうことが多いのです。

口の中がミントの爽快感に包まれると、なんだか清潔になった気がしますよね。

しっかりと磨けていなくても十分に磨けた気がしてしまうのです。

さらに口の中が非常に爽やかなので、すすぎもそれほど念入りに行う必要が無いように思えてしまいます。

しかし歯磨き粉はすすぎ残しがあると、それ自体が虫歯菌の餌になってしまい逆効果になってしまうのです。

歯磨きの順番を守る

歯磨きの順番

では次に、歯磨き粉選び以外の部分でお母さんが実行可能な予防策についてですが、一番おすすめなのは「歯磨きの順番を守ること」です。

食事が終わる、すぐに口をすすぐ、30分後に歯磨きをする、この順番を守ることが非常に効果的な予防策となります。

なぜ食後にすぐ歯磨きをしないのか、その理由は「食後すぐの歯はエナメル質が溶けているから」です。

先述の通り、口内常在菌は食べ物のカスによって乳酸をつくりだし、その乳酸がエナメル質を溶かし弱体化させてゆきます。

エナメル質が弱体化している食後すぐの状態でブラシを当ててしまうと、歯を弱らせてしまう可能性が非常に高くなってしまうのです。

なのでまずは乳酸の発生源となっている大きな食べかすを除去することが先決であり、そのために口をすすぐのがおすすめです。

そして唾液によるエナメル質の補修、つまり再石灰化がある程度進んだ30分後に歯磨きをすれば、歯を痛めることなく歯磨きをすることができるのです。

この手順を守り、しっかりと歯磨きができてさえいれば、歯磨き粉はそもそも使用しなくても良い人が大多数でしょう。

虫歯の予防にフッ素は有効?

フッ素は有効か

虫歯予防と聞いて多くの人がイメージするキーワードの一つ、それが「フッ素」です。

フッ素は昔から製鉄における蛍石の融剤として使われてきた物質で、自然界には蛍石の他にも氷結晶などに含まれています。

フッ素の配合された歯磨き粉は、かなり以前から人気の商品となっていますよね。

しかし実際のところ、このフッ素は虫歯に効果があるのでしょうか?

とても気になるところですよね。

以下フッ素が虫歯に有効なのか否かについて、迫ります。

結論から言うと、フッ素が虫歯に有効なのか否かはハッキリしていないようです。

専門家の間でも意見が分かれており、断定できていないようでした。

ただ実際にフッ素の添加などは歯医者さんで医療行為として行われていますし、否定派の方が少数派と言えるのが現状ですので、有効とする意見が優位にあると言えるでしょう。

ただし、多くの専門家がとなえる「有効」というのは、あくまでも「虫歯のリスクの高い患者さんへの予防効果が有効である」という意味合いではないでしょうか。

虫歯のリスクが高い患者さんに対する予防歯科として、歯医者さんはフッ素の添加をしたり、フッ素の配合された歯磨き粉の使用を勧めたりしていると考えるべき。

まとめ

虫歯菌の殺菌は100%することはできるかもしれませんが、殺菌されたことを確認する術がありませんでした。

虫歯菌検査ができるサリバチェックや唾液検査では、ミュータンス菌を完全に除去できた!という確信得ることはできないのだそうです。

サリバチェックや唾液検査は、一つの虫歯予防策として知るべき手段として有効だというの変わらないみたいです。

検査は歯医者さん全てで実施しているものではありません。ですが自分のお口の中にどのような病気を抱えているのか、分かるだけ予防策とれるはずです!

一番手っ取り早く効率的にお口の健康を手にする方法なのは変わりありませんね。

 

腸内環境を整えることで免疫力アップ、臭いの発生、アンチエイジング、ストレス軽減など得られる効果がわかってきています。同じように口内環境も改善することが長生きや健康を手にする一つの指標にもなりつつあるのが乳酸菌です。

 

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