【危険?】胡散臭い虫歯除去成分「BLIS M18」を徹底調査した結果

BLIS M18

最近ネット検索をしていると「ブリアン歯磨き粉」という商品の広告が目に止まる事があるかと思います。

 

BLISが気になって、歯学部卒業の友人♂に色々聞いていたら調査に協力してくれました!

 

仮に歯学部卒の友人A氏として、ココからはA氏と変わります!

ブリアン歯磨き粉に含まれる「BLIS M18」について調べようとしても中々有用な内容の記事を見つけることが出来ません、そこで米国の英語表記の論文やネットでの口コミを調査することにしました。

ブリアンは口コミ先行歯磨き粉?

ブリアンは口コミ先行か?

はじめにブリアンとはどういった商品なのかをまとめておきますと、通販でのみ購入することが出来るネット販売型の歯磨き粉になります。

 

プロバイオティクスに基づいた製品
米国では安全性が認められている細菌を含有している新たな歯磨き粉であり、この細菌が虫歯菌に対する抑制物質を出す事で将来的に虫歯になりづらい口腔環境を作ろうというもので、細菌を以って細菌を制するというプロバイオティクスの考え方から発売されている製品になります。

 

このブリアン歯磨き粉ですが、販売ページには表立って細菌成分が虫歯抑制を促すという表記は何処にもありません。

 

恐らくですが日本国内での安全性テストや薬機法の観点からそうした表記が出来ないものと推測できます、ブリアン歯磨き粉はまだ販売開始から間もない商品となり急ぎ足で販売に至っているものと思われます。

 

これはブリアン歯磨き粉の「適応年齢」と密接な関係があるのではないでしょうか。

後述しますが、ブリアン歯磨き粉は生まれてから歯が生え揃うまでの年齢で最も効果を発揮する内容であるということが分かっています。

口コミの内容を調べると販売ページでも満足しているという意見が大半で、少なくとも安くはない歯磨き粉をただ「味が良い」「子供が喜ぶ」といった理由で使うでしょうか?

類似商品は山ほどあるので、疑問点となりますね。

ブリアンの口コミを精査してみた

ブリアンの口コミを調査

「歯磨きが上手になった」「子供が率先して歯磨きをするようになった」という口コミが大半ですが、同じ様な子供用歯磨き粉は数多く存在します。

ブリアン歯磨き粉は幼児用歯磨き粉の中でもかなり高価な部類になりますが、本当にそれだけの為にブリアンを使用して満足しているのでしょうか。

恐らくですが使用継続によって年齢とともに生えてくる永久歯への良い影響を期待した評価がされていると思いますがこれは本当に口コミの評価と言って良いのでしょうか。

口内環境の虫歯リスクが両親に比べてお子さんが低い状態であると細菌学的に調べてもらって満足した結果が出ている、という口コミならばとても参考になるのですが、そういった物は見当たらず、使用感や継続性が良好であるという口コミばかりです。

歯磨き粉が1000円でも通常高いと思う人がいると思いますが、それ以上の物をそれだけの評価で好評となる理由が見えません。

従ってやはりこれは期待感から来ている評価になるのでしょう。

有用であるか否かは見た方が決めるものではありますが、殆どの口コミが値段相応の評価を与えられているとは到底思えないものばかりでした。

ブリアンの販売広告を調査してみた

ブリアンの広告を調査

ブリアンの販売ページに書かれている四コマ、虫歯がなくならない原因、ブリアンが有効であるというオススメを一つ一つ精査していくと表現があやふや?と感じました。

 

例えば「BLIS M18」成分、といっていますがこれは細菌のフリーズドライであり、虫歯予防成分というには適切ではありません。

 

「BLIS M18」の適切な呼び方はStreptococcus Salivarius M18であり、ブリスM18が出す虫歯菌抑制成分が虫歯予防効果を期待されているものです。

また4コマ漫画に書かれている海外にて多くの研究結果が論文として発表されている、とのことですが歯科・医療論文として有効な文献は二つしか見つけることができませんでした。

論文を書くことは誰でも出来るのですが、医療論文として有効な論文とする場合は認可が必要であり、再現性が認められる事が最前提にあります。

見つかって間もない細菌、細菌の成分である事は分かっているのですから適切な表現がされていない文章で販売を促すのは逆効果だと私は思います。

しかしながら、BLIS M18に対する期待感は海外、歯科医療先進国では絶大なものであり、既に一般的に普及されているものなので、安心感はある製品になります。

国会内でもブリアンの広告について、議事録が残っていることが分かりました。

親ならだれでも期待してしまうブリアン歯磨き粉を使う”だけ”で100%虫歯を予防することは不可能です。

こうした面についても解説していきたいと思います。

虫歯原因は虫歯菌だけではない

虫歯菌だけが原因ではない

歯が酸に溶けてしまってそこから穴が空いてしまう、というのが虫歯ですよね。

そう確認されることがありますが、正しくもあり間違いでもあります。

 

ここ正しくは体質×細菌分布×体外因子の虫歯リスクが一定以上の時に虫歯になるというのが歯科衛生学的な考えであり、細菌分布というのは一要因でしかありません。

 

私達の唾液というのは唾液腺で作られますが、顎下腺・耳下腺・舌下腺という3つの腺から成っています。

稀に体質で唾液腺の酸性度を測るpHが低い人も存在しますし、病気に寄って酸性に傾くこともあります。

通常ではpHが弱アルカリ性~中性付近に保たれている口内ですが、これが酸性に傾けば当然虫歯菌の出す少量の酸性成分と相乗し虫歯を作る事になります。

こうした体質・病気も大きな要因の一つですし、体外因子としては歯ぎしり、歯をぶつけた衝撃、酸性食物等が挙げられます。

歯を酸性飲料に漬けて実験をした方もいるかもしれませんが、こうした習慣からも虫歯は出来てしまうので、一概にブリアンを使用するだけで虫歯にならない、なんて断言することは不可能です。

コーヒーや煙草といった嗜好品を好む方は他の方よりも虫歯リスクが高い為に日頃から口腔ケアに力を入れるべきでしょう。

ブリアンの有効性はどう?

BLIS M18の効能として口内細菌環境が改善される見込みは十分にありますし、乳幼児等の口内環境がまだ整っていない子達には将来虫歯になりづらい体質作りの大事な柱になり得るでしょう。

「ブリアンを使っていれば絶対に虫歯にならない!」なんて事は決して言えませんが、虫歯になりづらい環境を作ることは可能だと思います。

 

正しい歯磨きを習慣付ける事、プラークコントロールをしていくこと、シュガーコントロールをすること、歯科医院での定期的なメンテナンスも併用すること、そしてブリアンを使うこと、これらを全て行うことが出来れば虫歯リスクは相当低いものになるでしょう。

良い口コミを見かえることが多いとは思いますが鵜呑みにせず、併用する事が重要だと気を付けて欲しいと思います。

ブリアンの適応年齢は?

ブリアンの適応年齢は

ブリアン歯磨き粉が最も効力を発揮する年齢は1歳~3歳程度だと推測出来ます。

これは口内の細菌分布環境が整っていない時にこそBLIS菌の定着が見込めることが理由となります。

勿論、成人の方でもBLIS菌の定着は時間がかかりますが可能ですが弊害も出てくる危険性があります。

虫歯菌の対抗力としてBLIS菌を摂取することになるので、虫歯菌とBLIS菌が口腔内で争い、表面の粘膜等に炎症が認められる可能性もあるのです。

これはプロバイオティクスという考え方からすれば至って当然の現象になるので防ぎようがありません。

またBLIS菌はM18だけではなく違った菌株でK12というものも存在します。

これはM18に比べて成人適応のし易い菌株になるので、成人の場合はM18及びK12配合の歯磨きが通販で購入できるのでそちらを使用したほうが良いかもしれません。

 

 

お子様と一緒の歯磨きを一緒に習慣付けていこうというご家庭ではブリアン歯磨き粉は適切な商品になりますが、成人の方が単独で使う場合は他の商品もあるという事を提示しておきたいと思います。

歯科医療を取り巻くフッ化物信仰、本当にブリアンを勧める歯科医師はいるのかブリアンの調査をしているとフッ化物洗口との併用を勧めていないという文面を発見しました。

これはブリアンに含まれるBLIS菌がフッ化物により死滅するため、という内容だったのですがフッ化物洗口よりもブリアン歯磨き粉を使うように、という事を暗に示しているのであれば現在の歯科医療と真っ向の正面衝突となります。

こうした背景を歯科医院へ問い合わせてみた所、フッ化物洗口よりも効能の高いプロバイオティクスは考えられない、という返答がありました。

筆者はどちらの立場でも無く消費者としての立場で言うのであればどちらも併用すべきであると思っています、というのもフッ化物洗口によって細菌が死滅することはありえません。

 

 

激的に数が少なくなったとしても、常在菌としての地位を確保している菌は抗生物質を飲んでいても、死滅することはまず無いのです

従ってブリアン歯磨き粉を使用しながらもフッ化物洗口を併用するべきであると言えるのですが、そもそもフッ化物とはどういった期待をされているものなのでしょうか。

歯を硬く、酸から強くするフッ化効果

歯質を強化するフッ素

歯の表層はエナメル質というもので覆われておりそのうち97%以上がハイドロキシアパタイトで出来ています、これは化学的な組成を言うと塩基がOHとなっており酸に弱い状態です。

この塩基部分をフッ化物によって変化させることでフルオロアパタイトとなり酸に強く、硬い物質へと変化します。

歯科医院でフッ素塗布を勧められた経験は誰しもあると思いますが、日本歯科医療においてフッ素塗布は国に認められた虫歯予防の一つです。

 

歯科医院も保険点数のある医療行為として平成28年度以前は13歳未満のお子さんに限っていた保険診療が現在、初期エナメル質う蝕管理加算という新しい項目により全年齢適応となったのでフッ素塗布がこれまで以上に盛んとなると思われます。

 

従ってブリアンを併用した勧め方はするかもしれませんが、どちらかに限定した勧め方はまずしないと言えるでしょう。

ブリアン歯磨き粉の口コミ総評

ブリアン口コミ総評

口コミに関しては記載した通り、参考になる物は殆ど無いということが挙げられるでしょう。

従って結局の所自分で調べるしか無かったのですが、調べていく中で新事実が幾つか発見出来ました。

分かっていたこととしてはブリアン歯磨き粉は乳幼児向けの製品と大人向けの製品の二つがあり、適応し易い年齢があるということ。

細菌を以って細菌を制するというプロバイオティクスの考え方が基本となっている為、万能ではなく、あくまで体質改善のものであるということ。

将来に渡って虫歯予防の一つの柱となり得るということ、この3つは予め少し調べるだけでも分かっていました。

フッ化物洗口とブリアンを併用できますが、ブリアンを使用するだけで虫歯を予防することが出来る!というのはいささか言い過ぎな印象をうけました。

そしてブリアン歯磨き粉の安全性の再確認と世界的に広く認められつつあるという事実は再認識できたと思いました。

まとめ

いかがでしたか?

素人にはさっぱりわからぬ点までブリアンとBLISについてまとめてもらいました。すっごく勉強になりました!

 

ブリアンの安全性の高さ、世界的な認知度そしてブリアンだけで虫歯は防ぐのは難しいことが再認識。

ブリアン」は楽したいという方には、高い買い物かもしれないなって思えました。

 

安全性の高い歯磨き粉をお探しなら、「ブリアン」はいかがでしょうか。

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