虫歯の予防方法っていっぱいある!でもどれがいいのかわからない… そんな人のための虫歯予防教室

虫歯はできてしまった際の痛みのみならず、その後の治療の面倒さも生じるやっかいな病気です。

しかし、歯の健康を考えて毎日の歯磨きを欠かさず行っているにもかかわらず虫歯ができてしまうということに頭を悩ませている人もいることでしょう。

特にこれからの成長に大切な子供の歯のケアを気にしているお母さんは少なくありません。

虫歯を予防するためにはポイントをつかんだケアを行うことが大切です。

そこで、虫歯予防のために知っておきたい歯のケアに大切な成分や道具について詳しく解説します。

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虫歯を予防するなら歯ブラシだけじゃダメ?

毎日欠かさずに歯ブラシで歯を磨いているにもかかわらず、虫歯ができてしまう場合には、道具に原因がある可能性があります。

食べ物を食べた時に歯の間に残った食べかすや歯の表面に付着するプラーク(歯垢)は歯ブラシだけで取り除こうと思っても充分に取り除けていない場合があるからです。

虫歯や歯周病の原因となる細菌が口内に生じると、歯に付着します。

通常の場合には唾液が流れることで一緒に細菌も流れ落ちますが、唾液で流れきれなかった細菌はその後活発に増えて歯に強く貼りつきプラークとなるのです。

食べかすやプラークが残りやすい場所は、歯と歯の隙間や歯と歯茎の境目、歯並びが悪く歯が重なってしまっている部分や歯の隙間が広く取られた両脇の歯の表面です。

このような部分から虫歯の原因をきれいに取り除くためには、歯ブラシと併せて、デンタルフロス、歯間ブラシを使用すると効果的に歯磨きを行うことが可能となります。

デンタルフロスは細い糸状のもので歯と歯の狭い隙間でも通すことができる歯のケア道具です。

両手の指に巻きつけて片手に巻きつけた糸を歯の内側に、もう片手の一を外側に配置して歯間に糸を通しゆっくりと前後に動かして汚れを落としていきます。

歯間ブラシは歯の間の掃除をするための小型のブラシです。

プラスチックの先にブラシが付いていて、ブラシ部分を歯の間に差し込み前後に動かすことで歯ブラシでは落とすことが難しい汚れも落とすことが可能となります。

治療だけじゃない!歯医者で可能な虫歯予防とは?

歯医者というと、虫歯ができたときに治療に行く場所というイメージしかないという人もいるかもしれません。

しかし歯医者では治療だけではなく予防のための対策をしてもらうこともできるのです。

たとえば唾液検査による予防対策があります。唾液検査は虫歯の原因を知ることで個々にとっての適切なケア方法を調べるための検査です。

「サリバテスト」とも呼ばれ、ガムを噛むだけの簡単な検査内容となっています。

口内清浄を行う働きや虫歯になりやすい酸性の環境となることを防ぐ作用、抗菌効果を持つ唾液の量や、酸性から中性に変える力を調べる検査です。

虫歯の原因菌であるミュータンス菌やラクトバチラス菌の数も調べ予防対策につなげます。

他にも歯周病菌が増えることを防ぐ「アウスジェット」もあります。

歯と歯茎の間にできた歯周ポケットに霧状の薬液スプレーをかけることで、細菌の繁殖を抑えたり、プラークを除去したりすることが可能となるのです。

また、特に虫歯になりやすい人には「3DS除菌治療」が効果的。歯磨きの後に虫歯の原因菌を殺菌する薬などが含まれたマウスピースをはめる方法です。

マウスピースをかぶせることで唾液により薬剤を流す落とすことなく、しっかりと浸透させて高い効果を期待することができます。

なめるだけで気軽に予防するという方法もあります。虫歯の原因菌である悪玉菌の居場所を善玉菌に奪わせることで予防する方法で、「予防プロバイオティクス」と呼ばれています。

歯磨きの後にバイオガイヤプロデンティスという商品のタブレットをなめて効果を期待するのです。

虫歯予防ができる有効成分を知ろう!フッ素

“虫歯を予防するためにフッ素の働きを利用する方法があります。フッ素が歯を修復する働きがあることを利用するのです。

フッ素には溶けだしたカルシウムやリンを歯に戻す再石灰化を促す働きがあります。

まだ初期の軽度の虫歯であれば再石灰化の働きにより虫歯を治すことが可能となるのです。

歯に虫歯菌の1つであるミュータンス菌から生じる酸が付くと歯を覆っているエナメル質が溶けてしまいます。

フッ素はミュータンス菌の活動を抑制する作用があるため、虫歯予防に利用することができるのです。

またエナメル質が溶けることは虫歯ができやすくなる原因の1つとなっています。

フッ素はエナメル質と結びつくことにより歯の表面を酸に溶けにくい歯質に変え、強い歯とする助けをしてくれます。

このため虫歯になりにくい歯を作ることが期待できるのです。

このような虫歯予防に有効的な成分であるフッ素を利用するためには主に3つの方法があります。

 

1つ目が歯医者で塗布してもらう方法です。

1年に2回から4回の塗布を継続的に行うことにより効果が生じるため、定期的に歯医者に通うことが必要となります。

2つ目はフッ素が配合されている歯磨き粉を使う方法です。

そして3つ目がフッ素配合のマウスウォッシュを利用する方法です。

安全とされているフッ素ですが、もともとは食べることを目的とした成分でありません。

歯磨き粉やマウスウォッシュを子どもが使用する際には飲み込まないように注意する必要があります。

フッ素は特に乳歯や永久歯が生えたての時期に高い効果が期待できると言われています。

このため、子どもの虫歯対策として有効的な方法とされているのです。

虫歯予防ができる有効成分を知ろう!キシリトール

虫歯予防に有効的とされている成分としてキシリトールも挙げることができます。

キシリトールは口に含ませても虫歯の原因となる酸を作りません。

甘さを持ちながら虫歯の原因とならない甘味料なのです。他の甘味料でも虫歯の原因にならないものはあります。

しかしキシリトールは虫歯の原因を作らないだけではなく、虫歯を発生させたり、虫歯の進行を防いだりすることもできるのです。

食べ物を食べると一般的に口の中が酸性に偏っていき、それが虫歯の原因の1つとなります。

しかし、唾液が分泌されることで虫歯菌の1つであるミュータンス菌の数を減少させることが可能です。

キシリトールを含む糖分は甘味成分が味覚への刺激を与え唾液の分泌を促します。

また唾液の分泌は再石灰化の促進にもつながるため虫歯の予防に効果を生じさせるのです。

虫歯予防につながる甘味成分のある糖分の中でもキシリトールはまったく酸を作らないという特別な特徴を持っています。

さらに虫歯の原因となる酸を中和させる働きもあるため、予防に有効的な成分と言われているのです。

外出したときに歯磨きができないときにはキシリトールが配合されたガムを噛むことで、さらに唾液の分泌を活発にさせて虫歯の予防をすることが可能となります。

虫歯予防ができる有効成分を知ろう!リカルデント

初期の軽度の症状である虫歯の予防に有効的とされている成分としてリカルデントがあります。

リカルデントは牛乳タンパクの一種であるカゼインから作られた臭いも味もない天然由来の成分です。

牛乳由来の成分であることからもわかるようにカルシウム成分があり、成分が歯になじみやすいという特徴を持っています。

このため、リカルデントは再石灰化により歯に不足するカルシウムを補足させ、虫歯になりにくくする強い歯を作ることに期待が持てる成分となっているのです。

さらに再石灰化がなされた後には、虫歯の原因となる酸に対抗して歯を溶けにくくする耐酸性効果を上げる働きもあります。

食べ物を口に入れた際に酸が発生すると歯を溶かし脱灰が進行します。

歯の表面から光沢が消え、白濁した状態になっている部分は脱灰が生じている部分です。

このような初期の虫歯の発生と進行にもつながる脱灰が生じたり悪化したりするのを抑え、歯のカルシウムを守る働きも持っているのがリカルデントという成分といえます。

虫歯予防ができる有効成分を知ろう!善玉菌『BLIS M18』

歯垢や歯に付着した汚れを取り除くことで虫歯を予防することに期待がもてる成分に「BLIS M18」があります。

BLIS M18は、生まれたときから保有している人がおよそ2パーセントしかいないと言われている善玉菌です。

500マイクロメートルという、とても小さく細かい粒子であることから、歯ブラシでは落としきれない歯と歯の間や、歯と歯茎の境目などに入り込み、虫歯の原因となる歯の汚れを取り除くことが可能となっています。

ニュージーランドのオダゴ大学で虫歯になりづらい5歳~12歳の子どもたちを対象とした研究や、歯周トラブルについての研究の中で発見された、BLIS菌の一種である成分です。

唾液連鎖球菌の一種であるBLIS M18には殺菌剤や発泡剤、界面活性剤、熱によって死滅してしまうという性質があります。

このため、有効的に効果を生じさせるためには扱いに注意が必要です。BLIS M18の成分を上手に利用して歯を磨くことは口内から虫歯の原因となる菌を除去し、口内環境を虫歯になりづらい環境に作り上げることが可能となるのです。

これでもう怖くない!虫歯が予防できる歯磨き粉を一挙紹介

毎日の生活の中で虫歯予防をするためには普段使用する歯磨き粉に虫歯への予防効果があるものを選ぶことが大切なポイントとなります。

デンタルパールW

たとえば、フッ素入りの歯磨き粉なら2重構造のチューブでイオンの形そのままにカルシウムと併せて効果に期待が持てる三宝製薬の「デンタルパールW」がおすすめです。

エフコート

同じフッ素配合のものでもマウスウォッシュタイプを使用したいという人にはサンスターの「エフコート」が良いでしょう。

ただし、エフコートを使用できるのは4歳以上となっているため注意が必要です。

キシリトールガム

外出時に便利なキシリトール配合のガムを使用するなら、オーラルケアの「キシリトールガム」がおすすめです。

天然素材のキシリトールを100パーセント使用したガムとなっています。歯に付きにくいことから義歯や矯正装置着用時でも使用できる上、国際歯科連盟の賛助商品でもあるため安心して使用することが可能です。

MIペースト

リカルデントの効果を期待したい場合にはGCの「MIペースト」が良いでしょう。

メルボルン大学のグループにより開発された商品で歯磨きの後に歯面にペーストを塗布して使用します。

ブリアン

そして、BLIS M18により虫歯の予防を行いたいという場合にはウィステリア製薬の「ブリアン」がおすすめです。

国内の厳しい品質基準をクリアした工場で製造していることや、体に優しい成分で造られた商品であることなどから子どもでも安心して使用することができます。

BLIS M18の効果を失わせる殺菌剤や発泡剤、界面活性剤も一切使用していません。

粉状でイチゴの味がするため、歯磨きが苦手な小さな子どもでも楽しみながら歯磨き習慣をつけることができるという点も魅力となっています。

子どもにとってだけではなく、歯磨き嫌いな子どもを持つ親にとってもうれしい商品といえます。

まとめ

健康な体を保つためには、バランスの良い食生活を送るとともに、食べ物を摂取する際によく噛むということも大切なポイントとなります。

硬さのある食べ物でも食べ物の種類を選ばずに、しっかりと噛んで食べることができるようにしておくためには歯の健康は必須です。

虫歯を作らない予防策としては、毎日欠かさず丁寧に歯磨きを行うことや、定期的に歯の専門家である歯医者に診てもらうことは大切な習慣となります。

しかし、虫歯予防は365日一生行い続けなければいけないことでもあります。

そのため、長く継続して予防することができる方法を行うということが重要です。

自宅で簡単に予防することができれば、継続した予防も無理なく実行することが可能となります。

そのため、虫歯の予防に効果があると言われている有効成分が配合された製品を上手に選び、毎日の歯磨きと併せて予防することは、虫歯のない健康的な歯の維持を実践できる有効的な方法と言えるでしょう。

特に将来の歯の健康が心配な子どもにとっては歯のケアの大切さを習慣づけておくことは重要です。

ブリアンのような子どもから大人まで安心して簡単に使用でき、虫歯予防にも高い期待が持てるような商品を使用することは、まさに継続した虫歯予防の効果的な手段となるでしょう。

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